年下御曹司の箱入り家政婦

玉木には好きな男がいる...

どうして俺はいつも報われない恋をしてしまうのかと
自分に嫌気がさしてしまう。

「好きなやつには告白しないのか?」

よせばいいのに、相手が気になってしまって
聞かずにはいられない。

その瞬間、「へっ?」と玉木は驚いた表情を浮かべて棚の上の方に納めようとしていたお皿がするっと落ちそうになった。

俺は慌てて駆け寄ると手を伸ばして
落ちそうなったお皿を押さえた。

「あっぶねぇ..」

俺はヒヤリとした心臓を落ち着かせるように
息を吐いた。

「す、すみませんっ」

玉木は間近で俺を見上げながら言った。
その顔は耳まで真っ赤に染まっていた。

その顔、反則なんだけど..

「気を付けろよ。頭にでも落ちてみろ、
怪我だけじゃ済まなくなるぞ。」

俺は慌てて距離を取りながら言った。