昨日の情事の後だから
お互い衣服は身につけていない。

抱きしめていると
羽菜ちゃんの体の柔らかさに
僕の下半身が反応してしまう。

羽菜ちゃんもそれに気づいたのだろう

「やだっ」と顔を赤くして
僕から離れようとする。

「しょうがないよ。人間の生理現象なんだから。何もしないからもう少し抱きしめさせて」

羽菜ちゃんは初めてだったからきっとまだ痛みが残っているだろう。だから無理はさせたくない。

羽菜ちゃんは「もう..」と諦めて
優しく抱きしめ返してくれた。

僕はこのまま、もう一度抱きたい気持ちをぐっと抑えて抱きしめる手に力を込めた。

抱きしめると愛おしさにこのまま離したくなくなる。

「今日も仕事あるから、あと10分だけね」

時間制限を設けられてしまった..


僕は「わかってるよ」と呟きながら羽菜ちゃんの唇にキスを落とした。

それから設けられた時間も軽くオーバーしてしまい、羽菜ちゃんに怒られながら僕らは部屋を出た。