年下御曹司の箱入り家政婦

「んっ、ふっ..」

時折、唇から漏れる羽菜ちゃんの
反応が僕の本能を更に煽ってくる。

「羽菜ちゃ..」

時折、名前を呼びながら
腰をぐっと引き寄せる。


まるで綺麗な花の蜜に吸い寄せられた
蜂のように僕は羽菜ちゃんの唇の甘い蜜と吐息で脳がトロトロにとろけそうになってしまう。


もっと、羽菜ちゃんが欲しい..

僕はフワリとその小さな体を
抱き上げるとベッドの上にそっと 
横たわらせた。

羽菜ちゃんは緊張した面持ちで
瞳を空中に漂わせている。

その緊張した様子が可愛くて
「羽菜ちゃん、初めては少し痛いかもしれないけどできるだけ優しくするから我慢してね」
つい意地悪に不安を煽ってしまう。

「やっぱり痛いのかな..」

羽菜ちゃんは不安そうにギュッと胸元で
拳を握った。

「どのくらい痛いのかは僕は男だから
分からないけど、大丈夫。
最初だけだから、すぐに気持ちよくなるよ」

僕はその小さな拳に自分の手を重ねると
優しく羽菜ちゃんの唇を塞いだ。

好きな子には意地悪してしまうというのは
きっとその可愛い反応が見たいがためなのだろう。

そして、その可愛い反応に再び心が囚われてしまうのだ。