年下御曹司の箱入り家政婦

それから、落ち着かない僕はずっとウロウロと部屋を行ったり来たりしていると
バスローブを羽織った羽菜ちゃんが
寝室のドアを開け入ってきた。

「櫻ちゃん、出たからどうぞ..」


湯上がりで肌を上気させた羽菜ちゃんの破壊力ときたら半端ない。 

「う、うん。すぐ浴びてくるよっ」

僕はその色香を前に逃げるように
寝室から飛び出した。

シャワー室に入ると蛇口を捻り
頭から浴びた。

童貞でもないのに僕は何を緊張してんだ。
一応、羽菜ちゃんに出会うまえは
言い寄られた女の子とそういう経験は
経てきた。
だけど、あれから10年以上も経ってるし
相手は長年想いを寄せてきた相手だ。
何度もそういう想像はしてきたけど
いざとなると期待と緊張が同時に襲ってきて
怖気づいてしまいそうだ。


だけど、僕がこんな逃げ腰ではだめだ。
羽菜ちゃんは初めてなのだから
僕がリードしなくては格好がつかない。



やばい。
こんなことで長風呂していては
また羽菜ちゃんに先に寝られてしまう。

僕は緊張を拭いきれないまま
バスルームから出た。