年下御曹司の箱入り家政婦

ホテルの部屋に着くと想像より広い部屋に羽菜ちゃんは「本当にここスイートじゃないよね?」と疑いにかかる。

「そこそこの値段だよ。
そんなことより、羽菜ちゃん夕飯まだでしょ?ご飯頼もうよ。」

きっと金額を言ったら、機嫌を損ねてしまいそうなので僕はメニュー表を見ながら
なんとかはぐらす。

「そうね。今日は忙しかったからお腹ペコペコよ。」

そう言って羽菜ちゃんはお腹をさすりながら
僕のメニュー表を横から覗き込んできた。

その白いぷっくりとした頬が可愛いくて思わずチュッとキスをする。

しかし、「何するのよっ」と頬に手を当て
真っ赤な顔で怒る羽菜ちゃん。

未だにキスは慣れないらしい。


「付き合ってるんだし、二人きりなんだからいいでしょ」と僕は反論した。


そんなところも可愛いのだけど、
少しは慣れてもらわないと先に進めない。 

「それはそうだけど...
びっくりするから、キスする時はちゃんと言ってからにして」

毎回、キスする前に確認してからなんて
ムードもなにもない。

羽菜ちゃんは僕からメニュー表を引ったくると照れくささを隠すように眺めている。
その様子があまりにも可愛いくて
有無を言わさず強引にキスしてやりたくなる。