年下御曹司の箱入り家政婦

「よし!じゃあ。帰ってからこの続きをしよっか」

櫻ちゃんは声を弾ませて右手を差し出した。

「続きってなによ?」

私はその手を取りながら、眉根を寄せた。

「そんなの決まってるでしょ?」
 
櫻ちゃんはそんなこと言わせないでよと言うように頬を赤く染めながら言った。

「まだ付き合い始めたばかりでしょう?
早すぎるわ。」

今まで待ての状態で抑えていた分、
両思いになった途端これだ..


「9年間も待たされたんだから、充分待ったよ。僕がどれだけ必死に理性を抑えてきたかわかる?」

「わからないわよ..
それにちょくちょく理性、抑えきれて
なかったし」

「あんなキス、理性が飛んだうちに入らないよ!」

どんな見解よ..

「それに私のベッドはシングルで狭いし、櫻ちゃんの部屋はどうせ散らかってるでしょ?」


「・・・・・・」

 
櫻ちゃんはだんまりと考え込んでいて
図星のようだ。

「もう少しだけ心の準備させてよ」

私が弱った声で言うと、櫻ちゃんは
残念そうに息を吐いた。

「わかったよ.. .少しだけだよ. .  
そんなに待てないからねっ」
  
櫻ちゃんは渋々、受け入れた。

そして、早く掃除しとかないとと
何やらひとり呟いている。