ムカつくやつにムカつくって言って
何が悪いんだよ。
羽菜ちゃんにとったら上司かもしれないけど
僕の上司でもないし。
膨れ面で歩く僕に
羽菜ちゃんは構うことなく
僕の手を引きながら前を歩く。
このまま宴会場に戻れば
羽菜ちゃんをまた他の奴らに
取られてしまう...
まったくもって面白くない...
僕は「羽菜ちゃん羽菜ちゃん」と
小声で呼びかけながら
指をパチンパチンと2度ほど鳴らした。
羽菜ちゃんは「なによ?」と
煩わしそうに振り返る。
僕は羽菜ちゃんが掴んでいるその手を
グイッと僕の方へと引き寄せた。
羽菜ちゃんは「わっ」とよろけながら
僕の胸に倒れ込む。
「ちょっといきなり何するのよ!」
羽菜ちゃんは僕をキッと鋭い表情で
睨んでくる。
「違うよ。見て見て。あれあれ」
僕は羽菜ちゃんの頭上の空を
指さしていった。
「えっ?」
羽菜ちゃんは何があるのかと
空を見上げる。
「あれってどれ?」
羽菜ちゃんはUFOでもいるのかと
夜空をくまなく探している。
僕はフッと微笑むと「これだよ」と
言って夜空を見上げている羽菜ちゃんの
唇にチュッと軽くキスをした。
何が悪いんだよ。
羽菜ちゃんにとったら上司かもしれないけど
僕の上司でもないし。
膨れ面で歩く僕に
羽菜ちゃんは構うことなく
僕の手を引きながら前を歩く。
このまま宴会場に戻れば
羽菜ちゃんをまた他の奴らに
取られてしまう...
まったくもって面白くない...
僕は「羽菜ちゃん羽菜ちゃん」と
小声で呼びかけながら
指をパチンパチンと2度ほど鳴らした。
羽菜ちゃんは「なによ?」と
煩わしそうに振り返る。
僕は羽菜ちゃんが掴んでいるその手を
グイッと僕の方へと引き寄せた。
羽菜ちゃんは「わっ」とよろけながら
僕の胸に倒れ込む。
「ちょっといきなり何するのよ!」
羽菜ちゃんは僕をキッと鋭い表情で
睨んでくる。
「違うよ。見て見て。あれあれ」
僕は羽菜ちゃんの頭上の空を
指さしていった。
「えっ?」
羽菜ちゃんは何があるのかと
空を見上げる。
「あれってどれ?」
羽菜ちゃんはUFOでもいるのかと
夜空をくまなく探している。
僕はフッと微笑むと「これだよ」と
言って夜空を見上げている羽菜ちゃんの
唇にチュッと軽くキスをした。



