「僕だって羽菜ちゃんの
変わりなんていないよ...」
僕は喉の奥がギュッとなった。
「羽菜ちゃん、手つないでいい...?」
羽菜ちゃんは「いいよ」と
言って手を差し出したので
僕はその小さな手を優しく
包み込むように繋いだ。
そして羽菜ちゃんは夜空を見上げると
「やっぱり田舎は星空が綺麗ね」
キラキラとした瞳で呟いた。
僕も一緒になって夜空を見上げる。
羽菜ちゃんの言う通り
いつも見ている夜空より
多く星々が優しく輝いていた。
すると、羽菜ちゃんは夜空を見上げたまま
そっと口を開いた。
「私ね。
家族を失って天草家に引き取られてからも
ずっと夜がくるのが怖かったの。
夜、部屋で一人になると
まるで心にぽっかり穴が空いたみたいに
ずっと寂しくて辛かった。
両親がいないという現実に
孤独で押しつぶされそうになって
苦しくて逃げたくて。
でも毎日、嫌でも夜はやってくるの...」
羽菜ちゃんはその時を思い出して
言葉を詰まらせた。
「羽菜ちゃん...?」
僕は心配になって
羽菜ちゃんの顔を覗き込みながら
繋いでいる手にギュッと力を込めた。
すると、羽菜ちゃんはこちらを向いて
“心配ないよ”と言うようにニコリと微笑むと
再び天を仰いだ。
「でもね。
櫻ちゃんが毎日、
部屋に来てくれるようになって、
勉強教えたり、
一緒にゲームしたりしてるうちに
寂しいなんて考える暇なんてなくなってた。
あれだけ怖かった夜が
待ち遠しくて...
いつの間にか心に空いていた孤独の穴は
どこを探しても見当たらなくなってたわ。
自分を必要としてくれてる人がいるって
どれだけ有り難いことか...」
羽菜ちゃんはギュッと僕の手を
握り返す。
そして、僕に視線を落とすと
「ありがとう、櫻ちゃん。
私の居場所を作ってくれて。
ずっとお礼を言いたかったの」
そう言って柔らかく微笑んだ。
僕はもう込み上げてくる涙を
抑えることは出来なかった。
変わりなんていないよ...」
僕は喉の奥がギュッとなった。
「羽菜ちゃん、手つないでいい...?」
羽菜ちゃんは「いいよ」と
言って手を差し出したので
僕はその小さな手を優しく
包み込むように繋いだ。
そして羽菜ちゃんは夜空を見上げると
「やっぱり田舎は星空が綺麗ね」
キラキラとした瞳で呟いた。
僕も一緒になって夜空を見上げる。
羽菜ちゃんの言う通り
いつも見ている夜空より
多く星々が優しく輝いていた。
すると、羽菜ちゃんは夜空を見上げたまま
そっと口を開いた。
「私ね。
家族を失って天草家に引き取られてからも
ずっと夜がくるのが怖かったの。
夜、部屋で一人になると
まるで心にぽっかり穴が空いたみたいに
ずっと寂しくて辛かった。
両親がいないという現実に
孤独で押しつぶされそうになって
苦しくて逃げたくて。
でも毎日、嫌でも夜はやってくるの...」
羽菜ちゃんはその時を思い出して
言葉を詰まらせた。
「羽菜ちゃん...?」
僕は心配になって
羽菜ちゃんの顔を覗き込みながら
繋いでいる手にギュッと力を込めた。
すると、羽菜ちゃんはこちらを向いて
“心配ないよ”と言うようにニコリと微笑むと
再び天を仰いだ。
「でもね。
櫻ちゃんが毎日、
部屋に来てくれるようになって、
勉強教えたり、
一緒にゲームしたりしてるうちに
寂しいなんて考える暇なんてなくなってた。
あれだけ怖かった夜が
待ち遠しくて...
いつの間にか心に空いていた孤独の穴は
どこを探しても見当たらなくなってたわ。
自分を必要としてくれてる人がいるって
どれだけ有り難いことか...」
羽菜ちゃんはギュッと僕の手を
握り返す。
そして、僕に視線を落とすと
「ありがとう、櫻ちゃん。
私の居場所を作ってくれて。
ずっとお礼を言いたかったの」
そう言って柔らかく微笑んだ。
僕はもう込み上げてくる涙を
抑えることは出来なかった。



