この時は、まだユーマは彼女が好きで
私も元カレを引きずっていた

だから

寂しさを埋めるため

カップルの2人の邪魔はできない状況で

酔っぱらいの相手はお互いしかいないから

飲んでは、酔って
酔ってはお互いに甘えて
失いがけている温もりを埋めるためかのような近い距離
所詮傷の舐め合いでも、この時は恋しい人肌を感じるのに必死だった

一線だけは超えずに


この時のことを、写真を見て思い出す

だって写真の中の2人は、どう見てもカップルにしか見えないから

私の肩に回される君の腕
頭にのしかかりながら歌っている姿
お互いがお互いの方に首を傾けながら、君の横で幸せそうで楽しそうな笑顔の私

ねえ、手前の本物のカップルの2人より、私たちの方が断然カップルっぽいよ?



疲れ果てた夜は
お互いを繫ぎ止めるように抱きしめ合った

違う人を想いながらも、眠りに落ちた