「そっかぁ、じゃぁ美麻は夏休み中に王子落とすんだね!」
「まぁね」
落とすまでいかなくても、友達として仲良くはなりたいな。なんて、ぼんやりと頭に唯斗くんの顔を思い浮かべながらタマゴサンドをぱくりと頬張る。
「利香は今の彼氏とどっか行くのか?」
「うん、海に初旅行!アリバイよろしく」
「オッケー」
「楽しみ!新しい水着買わなきゃ~!穂波は?彼氏と何処か行くの?」
「実はさ、この間はじめてしたんだけど相性悪くて」
「悪いって?」
「うん、めっちゃ痛くてさー」
突然生々しい話が耳に入ってきたから、飲んでたお茶を吹き出しそうになる。
「あげくさ、本人は自慢げだからマジ無理で。そりゃねーだろ」
「確かにー!」
「美麻は?美麻はさ、そういう時どうしてんだ?」
穂波が眉間にシワを寄せて真剣な顔を見せるけど、なんせ経験がないから分からない。
「い、いるよねー。偉そうにしてる男。体の相性って大切だし別れるか。それかー、正直に痛いって言って、頑張って貰うしかないんじゃなーい?」



