ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

これまでのことを振り返ってみるが、まったく思い出せない。


――すると。


「あの…あの…」


ボブのコが手をもじもじさせながら、チラリと俺に視線を送る。


もしかしたら、なにか文句を言われるかもしれない。

だから、3人いっしょに俺のところにきて…。


そう思っていたら――。


「矢野先輩…!小学校のときから、ずっ…ずっと好きでした!私と…付き合ってください!!」



その言葉に、俺は一瞬ポカンとしてしまった。

だって、てっきり怒られると身構えていたから。


それなのに――。


『好きです』…?

『付き合ってください』……?


これってもしかして、告白…っていうやつ?



正直、告白されたのはこれが初めてだった。

だから、そう言われるまでまったくその雰囲気に気づかなかった。