ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

「話したいことがあるんやって」

「俺に?なんの話やろ…?」


でも、話しかけられたことは一度だってない。



「なんか俺に用…?」


1年生のところへ行くと、俺はそう尋ねた。


「矢野先輩…!ちょっとお願いしたいことがあって…!」

「いっしょについてきてもらえませんか…!?」


真ん中のボブのコはなにもしゃべらずに、両隣にいたコたちが俺に話しかける。


「お願いしたいこと…?まあ、ええけど」


俺はそのまま、言われたとおりに3人のあとについて行った。



階段を下りて、1階へ。

そして昇降口を通り過ぎて、やってきたのは人気のない校舎裏だった。


「こんなところに連れてきて、…ここになんかあるん?」


ぱっと見、なにもない殺風景な場所だけど。


「…突然呼び出してしまって、すみません」