ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

「そう?べつに普通ちゃう?」


しかし、悠が見るにはそんなこともないらしい。


「それに最近、莉子のヤツ、よくあいつと話してるよな?…もしかして、気があるんかな」

「それはちゃうやろ。ただ同じ委員会やから、用事があるだけやろ?」


ああして、莉子に話しかけらる用事があるなんて、…正直うらやましい。

こんなことなら、莉子と同じ委員会にしておけばよかった。


なんてことをぼんやりと考えていると――。


「てかさー。大河、莉子のこと好きやろ?」


突拍子もなく、そんな言葉が隣にいる悠から飛び出して、俺は危うくイスから滑り落ちそうになった。


「…なっ!いきなり、どうした…!?」

「どうしたもなにも、やたら莉子のこと気にするし。最近の大河見てたら、普通に気づくって」

「…いやいやいや!俺が…莉子のことを?そんなわけ――」