ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

まるで、無限クッキーだ。


でもうまいから、悠といっしょに口の中に放り込む。


「よかったら2人とも、晩ごはんもウチで食べていったら?」

「「いいんすか!?」」

「もちろん!今日は、お父さんも早く帰ってこれるから、2人に会える楽しみにしてると思うから」

「やった〜!莉子のお母さんの料理、めちゃくちゃうめぇよなー」

「ああ。遠慮なくいただきまーす!」


莉子のお母さんは、お菓子作りだけでなく、手料理もうまい。

調理実習で失敗ばかりする莉子とは、大違いだ。


それに、莉子のお父さんもおもしろい人。

友達にプロ野球選手がいるとかで、その人の話を聞くのが毎回の楽しみだった。



晩ごはんのあと、俺は莉子の部屋にいた。

この前貸したマンガを返してもらうためだ。


「確か、ここに置いて…」