ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

それを聞いて、莉子も俺と同じで、付き合うことなんてまったく考えていなくて…よかったような…。

でも、素直には喜べないような…。


なぜだか、そんな複雑な気持ちになった。



「そういえば、今日は部活ないんだよね?」

「ああ。やから、学校帰りに莉子ん家行こって、さっき悠と話しててん」

「…えっ!?なんで、わたしん家!?」

「だって、この前のゲームの決着、まだついてへんやんっ」

「まあ…いいけど。お母さんに連絡しておくっ」

「よろしく〜」


莉子のお父さんがゲーム好きとかで、莉子の家には最新のテレビゲームやソフトがある。


初めは、それ目当てで遊びに行っていたけど、莉子のお父さんもお母さんもすごく優しくて、毎回もてなしてくれるから、すっかり居心地がよくなってしまった。

だから、頻繁に莉子の家に遊びに行くようになっていた。