ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

「なぁ、莉子!クラスどうやった?」


昇降口で靴を履き替えていたとき、この前まで同じクラスだった女友達が莉子に話しかけにきた。


「わたしは2組だったよ」

「ちなみに、大河と悠とは?」

「…それが、また同じクラスだったんだけど」

「ほんまに!?3人、どんだけ仲いいん!?」


大笑いされた。

べつに俺だって、好きで莉子と同じクラスになってるわけじゃ――。


「そんなに仲いいなら、どっちかと付き合えばいいやん!」


それを聞いて、俺はその隣で瞬時に振り返った。


……はぁ…!?

なんで、そんな話になるっ…!?


…いやいや。

こんなじゃじゃ馬娘と付き合うとか、こっちが勘弁――。


「やめてよー。野球バカと付き合ったら、バカが移るじゃん」


そう言って、莉子はケラケラと笑っている。