ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

大河が視線を合わせるように腰を低くすると、大河と目が合ったその女の子は、一瞬にして顔が真っ赤になっていた。


「どっ…どうしよう…!やっぱり無理や…!」

「…今さらなに言ってんの!せっかく矢野先輩を呼び出せたんやからっ」

「せやで!ここまできたんやから、気持ちぶつけたほうがいいって!」


ボブのコを励ますように、両隣の女の子は背中を押す。


恥ずかしがるボブのコは、まるで小動物みたいにかわいくて。

同性のわたしでも、その仕草にキュンとしてしまうほどだ。



「あの…あの…」


ボブのコは手をもじもじさせながら、チラリと大河に視線を送る。


そして、ようやくなにかを決心したのか、さっきまでとは目つきが変わった。


「矢野先輩…!小学校のときから、ずっ…ずっと好きでした!私と…付き合ってください!!」