ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

同じ3年生じゃない。

おそらく1年生だ。


「珍しいね。この階に1年のコがくるなんて」

「そうやなー。だれかに用事でもあるんとちゃう?」


悠とそんな話をしていると、クラスメイトの男の子がわたしたちのところへやってきた。

そして、大河の前に立つ。


「大河、なんかきてほしいらしいで?」

「…え?だれが?」

「あのコら」


男の子が指さしたのは、廊下からチラチラと覗いているさっきの1年生の女の子たち。


「話したいことがあるんやって」

「俺に?なんの話やろ…?」


大河は、不思議そうに首を傾げながら席を立った。


女の子たちのところへ行くと、3人に連れられるようにして、どこかへ行ってしまった。


「なんだろうね?知らないコたちだったけど」


わたしがそうつぶやくと、なぜか悠はポカンとしてわたしに目を向けていた。