ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

――だから。


「「…ごめんっ!!」」


同時にそう言って頭を下げたとき、お互いの額がぶつかった。


ゴツンといい音が響いて、その痛みにとっさに顔をゆがめた。

でも、なんだかおかしくなってきて…。


わたしたちは、顔を見合わせて照れ笑いした。



時間はかかったけど、ようやくそれぞれの誤解を解くことができた。


それに、わかったこともあった。


わたしたちは、なんだかんだでお互いのことが好きなんだって。

それは、これからもきっとそうだろう。



「…莉子。もう絶対離れへんから」

「うん。わたしも」


夕暮れ時の公園。

見つめ合うわたしたちの影は――。


そっと唇が重なったのだった。



いつの間にか、大河と悠の仲は元通りになっていて、また3人で過ごすことも増えた。