ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

時間はかかったけど、ようやくそれぞれの誤解を解くことができた。


それに、わかったこともあった。


俺たちは、なんだかんだでお互いのことが好きなんだって。

それは、これからもきっとそうだろう。



「…莉子。もう絶対離れへんから」

「うん。わたしも」


夕暮れ時の公園。

見つめ合う俺たちの影は――。


そっと唇が重なったのだった。



その後、悠と話す機会があった。


「また莉子を泣かせるようなことがあったら、今度は本気で奪いにいく」

と、釘を刺された。


悠の本当の気持ちを知って、久々に思いきりぶつかった。


だけどそれを乗り越えた俺たちの仲は、前よりも確実に深まった。


そして、悠といっしょにさらに練習に励んだ。



それからの学校生活は、あっという間だった。