ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

しかし、その頬は赤かった。


久しぶりに会った莉子。

久しぶりに会話した莉子。


本当なら、もっといろんなことを話してわかってもらう必要があるのだろうけど――。


その仕草があまりにもかわいすぎて、俺は思わず莉子を抱きしめていた。


「ちょっと…大河!なにす――」

「ごめん。ちょっとの間だけ、こうさせて」


俺がそう言うと、莉子は抵抗するのを諦めて、俺の腕の中にすっぽりと収まった。



そのあと、公園に場所を移して、俺と莉子は話をした。


そこで、初めて知った。

莉子は、マネージャーの先輩との距離が近いことに、ずっとモヤモヤしていたと。


その不安が爆発して――。


『大河は、自覚がなさすぎなんだよ!見ればわかるじゃん…!下心丸見えで、マネージャーの仕事をしてるのっ!』