ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

寂しいのだって当たり前。


だけど、莉子は1人じゃない。


「1人やと感じるなら、俺がずっとそばにおる…!莉子を1人にはさせへん!」


ほら…。

今だって、こうして俺の腕の中にいる。


「…やから。自分はいいひんほうがいいとか、そんなこと…思うなや」


俺は、莉子に出会えてよかった。

心からそう思ってる。


楽しいことばかりじゃなくて、つらいことも悲しいこともすべてを共有したいと思ってる。



「それに、東京に戻ってほしくないって願ったんは、俺も同じや…。やから、俺にも責任はある…」

「…なんでそういう話になるのっ」


一瞬でもそう願ったことがあるのは、莉子だけじゃない。


だから、莉子のせいなんかじゃないし、ましてや神様が罰を与えたわけでもない。


悔しいけど、なにをどう思っても、2人が帰ってくるわけじゃないから…。