ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

しかし、その思いが今の莉子を苦しめていることを知った。


「…だから、わたしがわがままなことを願ってしまったせいで、神様は罰を与えたんだよ。東京に戻る理由をなくすために、お父さんとお母さんを――」

「それ以上は、言わんでいいっ…!!」


俺は莉子の声をかき消すように、大声を出して話を遮った。


こんな莉子…、見たくない。


でも、あの日から莉子はずっと自分を――。


「…わたしのせいだよ。わたしがこっちに残りたいなんて思わなければ、お父さんとお母さんが死ぬこともなかったっ…」

「莉子のせいやないっ!!あれは…事故や。莉子が責任を感じることなんて…なんもないっ!」

「…じゃあ、どうして神様はわたしからお父さんとお母さんを奪ったの!?お父さんとお母さんが、一体なにしたっていうの…!?」