ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

そこのベンチに3人で横に並んで、街を見下ろしながら新作のカボチャのフラペチーノを飲んだ。


莉子は、新作が出るたびに「スタバ!スタバ!」と言うけれど、俺はフラペチーノは甘いから…正直ひと口飲めば十分なくらい。


だけど、隣に莉子もいるからか――。

普段あまり飲まないフラペチーノだが、今日は最高においしく感じた。



「…2人とも、今日はきてくれてありがとう」

「俺たちのほうこそ、もっと早くに行くべきやったのに…ごめんな」

「莉子がつらいときに、こんなことしかできひんくて、…ほんまごめん」


メッセージも、なにを送ったらいいのかわからなくて…。

結局俺たちは、フラペチーノを買うくらいのことしかできなかった。


それでも莉子は、笑ってくれた。


「…わたし。2人と友達になれて…本当によかった」