ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

「…ほんと、バカだよっ」


せっかく遠いところまで買いに行った俺たちに対して、憎まれ口を叩く莉子。


だけど、それがいつも莉子だから、そんな言葉が聞けてどこか安心した。


「しかも、同じもの3つなんて…さすがのわたしでもそんなに飲めないしっ…」

「…ああ、それな。ほんまは、莉子と俺たちで飲もうと思ったんやけど…」

「莉子がいないなら、男だけで飲んでも楽しくないしなっ」


女子じゃないんだから、男子2人が仲よくフラペチーノを飲む姿って、絵的にどうだよって話だしな。


だけど、莉子がきてくれたのなら話は別だ。


「…莉子、どうや?今から3人で飲まへん?」


俺がそう尋ねると、莉子はため息をつきながら微笑んだ。


「…もうっ、しょうがないなぁ」



莉子を俺の自転車の後ろに乗せると、高台にある小さな公園までやってきた。