ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

やっぱり、3人で飲むために買ってきてくれたんだ。


「…莉子、どうや?今から3人で飲まへん?」


わたしの様子を窺う大河。

その隣で、うなずく悠。


「…もうっ、しょうがないなぁ」


わたしは、2人に笑ってみせた。



大河の自転車の後ろに乗って、やってきたのは高台にある小さな公園。

ここは見晴らしはいいけど、自転車で上るには坂があるから、あまりくる人がいない静かな公園だ。


そこのベンチに3人で横に並んで、街を見下ろしながらカボチャのフラペチーノを飲んだ。


クリームは完全に溶けてなくなっていて、わたしが持って走ったせいで、若干紙袋の中で溢れていた。


残念ながら、映えないフラペチーノ。

でも、その味は最高においしかった。



「…2人とも、今日はきてくれてありがとう」