ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

おじいちゃんとおばあちゃんが甘いフラペチーノ…。

しかも、トールサイズを飲み切れるわけがないんだから。


それくらい、野球バカでもわかるはず。


だったら、残り2つのフラペチーノは――。



「…おばあちゃん!わたし、ちょっと出かけてくる…!」


わたしはフラペチーノが入ったスタバの紙袋を握ると、慌てて外へ飛び出した。

そして、2人の姿を探す。


しばらく走ったところで、大通りで自転車に跨りながら信号待ちをする大河と悠の後ろ姿を見つけた。


「…大河!…悠!」


わたしが反対側から叫ぶと、声がわずかに届いたのか、大河がわたしに気づいた。


信号が青になり、わたしは大河たちのところまで駆け寄る。


「…ちょっと2人ともっ。なんなの…これ?」

「なんなのって、スタバのフラペチーノやけど?」