ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

てっきり学校のプリントか、授業のノートかと思った。


それがまさかの…飲み物だなんて。



ドアを開けると、少し安心したように微笑むおばあちゃんの顔があった。


そういえば、ずっと部屋にこもりっぱなしで、おじいちゃんとおばあちゃんですら、まともに顔を合わせていなかった。


おばあちゃんから手渡されたのは、茶色い紙袋。

その紙袋は、わたしがよく知るものだった。


「これ…、スタバじゃんっ…」


そう。

それは、東京にいたころは頻繁に通っていたスタバの紙袋だった。


中を覗くと、入っていたのは3つのフラペチーノ。

今日発売されたばかりのカボチャのフラペチーノだった。


同じカボチャのフラペチーノが…3つ。

これって、わたしとおじいちゃんとおばあちゃんの分…?


…って、そんなわけないよね。