ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

「友達…?」


窓から顔を覗かせてみると、玄関先に学ラン姿の2人の男子生徒が見えた。


…大河と悠だ。


わたしが学校を休んで2週間。

なんだか、久しぶりに見たような気がする。


――でも。

まだ今は、2人にも会う気にはなれない。


「…ごめん、おばあちゃん。悪いんだけど、帰ってもらって」

「そうかい…。わかったよ」


それから少ししてもう一度窓から覗くと、そこにはもう2人の姿はなかった。


そのかわり、またおばあちゃんがわたしの部屋にやってきた。


「莉子。さっきのお友達が、莉子に渡してほしいだってさ」

「…わたしに?それなら…ドアのところに置いておいて。また取りに行くから」

「それが…。冷たいものらしくて、早めに飲んでほしいって」


……え…?

飲み物…なの?