ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

友達ができたところで、どうせ中学3年間だけの期間限定だしって。


でも、大河や悠や周りの友達にも恵まれて、近くにスタバはないけれど、みんながフレンドリーで住み心地のいい今の暮らしを離れることが、最近無性に寂しかったりする。


受験勉強を始めて、尚更そう思うようになっていた。



こっちの高校よりも、東京の志望校のほうが少し偏差値が高い。

だから、必死になって勉強しないといけない。


夏休みが明けると、ガラリと受験モードに。


机の上に、過去問や赤本をよく見かけるようになった。


そんな脳内を受験勉強で洗脳されるわたしとは違って、大河と悠は夏休み前となにも変わらない。


なぜなら、2人はすでに進学先が決まっているから。


小学生のころから、野球で注目されていた大河と悠。

そして、夏の大会で青城中学を優勝に導いたのは、2人のバッテリーの力だと言っても過言ではない。