総長と私の奇譚~'' まだ '' 好きじゃない~

「どうだ、師範代は。」

「どっちでもいい。」

「そうか。」


お父さんもお兄ちゃんも武道に興味がなかったから私はおじいちゃんに良いように使われている。

生徒たちが集まってくる。

よくお饅頭をくれるおばさんが私の前髪を持ち上げた。


「前髪邪魔でしょ!上げちゃいな!似合うんだから!」


それもそうだななんて納得しながら前髪をまとめてもらった。


「稽古を始めるぞ!!」


おじいちゃんの声でみんな私に殴りかかってきた。