総長と私の奇譚~'' まだ '' 好きじゃない~

「一人殴り損ねた。」


一人ポツリと呟くと俺の方に歩いてきて思わず身構えてしまった。

すると玲奈は俺に手を差し出した。


「…大丈夫、?」

「う、うん」

「手当て行こ。」


優しく俺の手を握って引っ張って保健室に連れていってくれた。

それから俺は毎日のように玲奈に話しかけるようになった。

そして、不良の道に進んだ。



____________