総長と私の奇譚~'' まだ '' 好きじゃない~

その後も二人に揉まれつつ学校へ急いだ。
そして、学校の校門前に着いたときだった。


「コラ!そこの君!」


誰かの怒鳴り声で三人とも足を止める。


「先生?」

「そうじゃない」

「見りゃ分かるだろ」

「君、名前は?」


先生が私に指を指し、そう訪ねる。


「私?」

「玲奈しかいねぇよな」

「ねー」

「私は芥玲奈ですが、」


名乗れば私の頭に焦点を変えた。


「なんだその頭は!!」