総長と私の奇譚~'' まだ '' 好きじゃない~

眩しい光が差し瞼を開けた。

頭に違和感を覚え、頭に手を置くと誰かの手があった。


「玲奈…?」


確かにそれは玲奈の手だった。

でも、名前を呼んでも返事がない。

玲奈を見ると、玲奈は寝息をたてて静かに眠っていた。

安心すると空腹が襲ってきた。


「腹へったな、」


昨日の夜からなにも食べてなかったため、空腹も限界だった。

病院内のコンビニで菓子パンとリンゴジュースを買って病室に戻った。

病室の扉に手をかけると中から声が聞こえ、慌てて扉を開けた。


「玲奈…起きたのか……。良かった。」


病院の先生と喋っている玲奈を見て胸を撫で下ろした。


「出掛けてたんだね。おかえり。」


俺は玲奈に飛び付いた。