総長と私の奇譚~'' まだ '' 好きじゃない~

◇ ◇ ◇

「はぁ、はぁ、玲奈は…?」


10時過ぎに琥珀の勝ちで収まり、病院に急いで向かった。

静かに玲奈の病室に入るとおじさんと桜牙がいた。

そっとベットに目を向けた。

そこには頭に包帯を巻いてぐっすり眠っている玲奈がいた。

俺は眠る玲奈を見てホッと息を着いた。


「おじさん…桜牙…。」


二人ともベットの傍に立っていた。

俺は深く頭を下げた。


「ごめん…なさい…」

「いいよ、隼人頭上げて」


恐る恐る頭を上げた。


「家にも隼人の家にも来てたらしいんだ。これだけで済んでるのが奇跡だ。守ってくれてありがとう。」

「…今夜、玲奈には俺が付き添います。」