総長と私の奇譚~'' まだ '' 好きじゃない~

「ただいまー」

「お邪魔します…」

「いらっしゃーい!」


いつも隼人のお母さんは私を温かく迎え入れてくれた。

家に上がろうとしたとき、あっ!と隼人が声を上げた。


「今日どっかとぶつかるんだった…」

「それ、総長として良いの?」

「一緒に行くぞ!!」


そう言うと私の手を握ると隼人は家を飛び出した。


「私、関係な…」

「もうバイクで行く!これ被れ!」


そしてヘルメットが飛んできた。

渋々ヘルメットを着け、隼人の後ろに座る。


「しっかり掴まっとけよ!!」


なんで私も、と思いつつ隼人を後ろから抱き締める。


「よし、」