そして一方、芯まで染み透りそうな冷たい空気の中の暮は──。 「あ、あの、早野さん……突然ですみません……今度食事にでも行きませんか!?」 「え……?」 茉柚子も暮の必死な訴えに、さすがに驚いていた──。