「どっちも嬉しいです……あの、椿さんが良ければ半分ずつにしませんか?」
椿が自分のために買って来てくれた物だ。どちらか選ぶのは勿体無く、我ながら欲張りだと思いつつ穂波は提案した。
「では、そうしようか」
「はい」
決して今の状況は良いものではないが、公園で二人並んで食事をしていると、平凡な休みの一日のように思えてくる。
「椿さんが私を助けてくれたんですよね? 真犯人を見つけてくださったのも椿さんですか?」
「ああ。あんたの身に悪いことが起きると、念力で読み取ったんだ。穂波さんは念力で過去の思念を読み取れるだろう? 俺は触れた物に関する未来を読み取れる」
「未来を……」
都姫の神託を受けることができる念力と、少しだけ似ていると思った。
「過去と未来、読み取れるものが私たち、逆だったんですね」
「そうだ。だから俺たちは、運命の鍵なんだ。あんたの念力を聞いた時。驚いたと同時に昔会った彼女とあんたが一致しなくて……正直、戸惑った」
椿が自分のために買って来てくれた物だ。どちらか選ぶのは勿体無く、我ながら欲張りだと思いつつ穂波は提案した。
「では、そうしようか」
「はい」
決して今の状況は良いものではないが、公園で二人並んで食事をしていると、平凡な休みの一日のように思えてくる。
「椿さんが私を助けてくれたんですよね? 真犯人を見つけてくださったのも椿さんですか?」
「ああ。あんたの身に悪いことが起きると、念力で読み取ったんだ。穂波さんは念力で過去の思念を読み取れるだろう? 俺は触れた物に関する未来を読み取れる」
「未来を……」
都姫の神託を受けることができる念力と、少しだけ似ていると思った。
「過去と未来、読み取れるものが私たち、逆だったんですね」
「そうだ。だから俺たちは、運命の鍵なんだ。あんたの念力を聞いた時。驚いたと同時に昔会った彼女とあんたが一致しなくて……正直、戸惑った」
