口喧嘩しているが、椿と路夜の仲は悪くなさそうに見えた。二人の話している雰囲気は、今知り合った間柄には見えない。もともと知り合いだったのだろうか?
(禿げ上司というのは、ずっと取り調べをしてきた口髭の警官のことかしら)
黒い警察帽をかぶっていたからわからなかったが禿げてるのか……と穂波は路夜の悪口に少しおかしくなった。
「あ、笑った」
「……! す、すみません」
「穂波さんを指差すな。折るぞその指」
「おーおー。やれるもんならやってみなぁ」
二人の喧嘩は早々止まることはないらしい。小さな火種で何度でも、同じ光景が始まってしまいそうだ。
「でも穂波っつったか。遠慮せず思いっきりここから出られることに笑えよ。こいつに助けてもらえるなんて超ついてるぜ。お前さん、持ってる女だ」
「こいつって……椿さんにですか?」
「そうさ、だって椿は」
路夜の口を手で塞ぐと、だからもう何も穂波さんに話すなって言ってんだろと、椿は額に青筋を立てた。
(禿げ上司というのは、ずっと取り調べをしてきた口髭の警官のことかしら)
黒い警察帽をかぶっていたからわからなかったが禿げてるのか……と穂波は路夜の悪口に少しおかしくなった。
「あ、笑った」
「……! す、すみません」
「穂波さんを指差すな。折るぞその指」
「おーおー。やれるもんならやってみなぁ」
二人の喧嘩は早々止まることはないらしい。小さな火種で何度でも、同じ光景が始まってしまいそうだ。
「でも穂波っつったか。遠慮せず思いっきりここから出られることに笑えよ。こいつに助けてもらえるなんて超ついてるぜ。お前さん、持ってる女だ」
「こいつって……椿さんにですか?」
「そうさ、だって椿は」
路夜の口を手で塞ぐと、だからもう何も穂波さんに話すなって言ってんだろと、椿は額に青筋を立てた。
