俺よりあんたの方が相当面倒くさい人間だと思うんだがと、椿は額に青筋を立てた。
だがまたすぐに真剣な顔つきになると、ふざけた様子だった時隆も、大切な話が始まろうとしていると感じ取ったのか笑うのをやめた。
『あんたらの一族に、俺がずっと探している女性が居る』
『え……うちの一族に、椿の好きな女性が居るってことか?』
時隆は目を丸くして椿の顔を見た。
『そうなるな。だからあんたらの家を回らせてほしい』
時系列がなんとなくわかった。これはやはり最近の映像なのだ。そして、椿はもともと時隆に許可をとって藤堂一族の家を回っていた。
『特徴を教えてくれれば、俺が教えてあげるよ。一族の人間の顔も名前も念力も、みんな頭に入ってる』
『結構』
『即答! なんでよ!?』
『俺が彼女を探している想いやきっかけは、他言したくない』
ケチだと時隆は口を尖らせ、眉間に皺を寄せたが椿は無視し続ける。最後には観念したのか、いいよわかったと時隆は頷いた。
『恩に着る。時隆さん、なんか困ってることがあるなら頼ってくれ。藤堂と氷宮は、もともと強い絆で結ばれている一族だ。俺はいつでもあんたの助けになる』
『椿……ありがとう』
だがまたすぐに真剣な顔つきになると、ふざけた様子だった時隆も、大切な話が始まろうとしていると感じ取ったのか笑うのをやめた。
『あんたらの一族に、俺がずっと探している女性が居る』
『え……うちの一族に、椿の好きな女性が居るってことか?』
時隆は目を丸くして椿の顔を見た。
『そうなるな。だからあんたらの家を回らせてほしい』
時系列がなんとなくわかった。これはやはり最近の映像なのだ。そして、椿はもともと時隆に許可をとって藤堂一族の家を回っていた。
『特徴を教えてくれれば、俺が教えてあげるよ。一族の人間の顔も名前も念力も、みんな頭に入ってる』
『結構』
『即答! なんでよ!?』
『俺が彼女を探している想いやきっかけは、他言したくない』
ケチだと時隆は口を尖らせ、眉間に皺を寄せたが椿は無視し続ける。最後には観念したのか、いいよわかったと時隆は頷いた。
『恩に着る。時隆さん、なんか困ってることがあるなら頼ってくれ。藤堂と氷宮は、もともと強い絆で結ばれている一族だ。俺はいつでもあんたの助けになる』
『椿……ありがとう』
