その後、澄人と別れてから、穂波と椿は、澄人に薦められた場所をいくつか周った。滅多に外に出れない穂波にとっても町の景色は新鮮で、楽しい時間になった。千代も穂波を外に出させてあげたいと思い、蓮華に反論してくれたのだろう。
「それにしても、話していて気持ちの良い男だったな」
「はい。澄人はいつも明るくて、気前が良くて……初めて会った時からずっと励まされっぱなしなんです」
私より歳が下なのにしっかりしていて、頼り甲斐もあるのですよと、穂波は澄人との出会いを椿に話した。
澄人と初めて会った時。穂波は蓮華に手をあげられ、顔に傷をつくっていた。荷物の受け渡しの際、穂波の傷を見た澄人は酷く心配し、その後も薬を持ってきてくれるなど気にかけてくれたのだ。
それから顔を合わすたびに話すようになり、澄人は穂波がこの世界で対等な会話のできる、二人目の相手となった。
蓮華たちに、澄人と親しくしている様子を見られ、余所者と懇意にするなと釘を刺されたこともあり、今はばれないようにこっそり庭で逢瀬を重ねていた。
「彼は、穂波さんの想い人なのか?」
「それにしても、話していて気持ちの良い男だったな」
「はい。澄人はいつも明るくて、気前が良くて……初めて会った時からずっと励まされっぱなしなんです」
私より歳が下なのにしっかりしていて、頼り甲斐もあるのですよと、穂波は澄人との出会いを椿に話した。
澄人と初めて会った時。穂波は蓮華に手をあげられ、顔に傷をつくっていた。荷物の受け渡しの際、穂波の傷を見た澄人は酷く心配し、その後も薬を持ってきてくれるなど気にかけてくれたのだ。
それから顔を合わすたびに話すようになり、澄人は穂波がこの世界で対等な会話のできる、二人目の相手となった。
蓮華たちに、澄人と親しくしている様子を見られ、余所者と懇意にするなと釘を刺されたこともあり、今はばれないようにこっそり庭で逢瀬を重ねていた。
「彼は、穂波さんの想い人なのか?」
