「どんな力なんだ?」
「触れた物に関する、過去の記憶を読み取ることができる力です。非力でしょう」
そう蓮華が告げた途端、椿の顔色が変わった。驚いたように穂波に目を向ける。
幻滅されてしまったのだろうかと穂波は不安になり、思わず顔を俯かせた。せっかく自分を庇ってくれたのに、彼に恥をかかせてしまったのかもしれない。
「対して、私の念力は身体から炎を出すことができます。兄は触れた物を一定時間、石にすることができる。だからこそ、この序列でも我々は三十位以内に入ることができているんです」
「魅力的な力だ」
蓮華はそうでしょうと、満足したように笑顔を浮かべて頷いた。冬緒は蓮華が外部の人間に、当主争いのことや自分たちの念力について話すのが気に食わないのか、不機嫌な様子で彼女を睨み続けていた。
「お分かりいただければ結構で……」
「彼女の……穂波さんの念力がだ」
「触れた物に関する、過去の記憶を読み取ることができる力です。非力でしょう」
そう蓮華が告げた途端、椿の顔色が変わった。驚いたように穂波に目を向ける。
幻滅されてしまったのだろうかと穂波は不安になり、思わず顔を俯かせた。せっかく自分を庇ってくれたのに、彼に恥をかかせてしまったのかもしれない。
「対して、私の念力は身体から炎を出すことができます。兄は触れた物を一定時間、石にすることができる。だからこそ、この序列でも我々は三十位以内に入ることができているんです」
「魅力的な力だ」
蓮華はそうでしょうと、満足したように笑顔を浮かべて頷いた。冬緒は蓮華が外部の人間に、当主争いのことや自分たちの念力について話すのが気に食わないのか、不機嫌な様子で彼女を睨み続けていた。
「お分かりいただければ結構で……」
「彼女の……穂波さんの念力がだ」
