「うわ、久しぶりに見たけどやっぱ怖……」
涼葉も花森の様子を見ながら、額に汗を浮かべている。
「椎菜!」
中央の柱に縛られている椎菜を見て、依頼人はたまらず声をあげた。彼女の名前を呼ぶ、悲痛な声が倉庫内に響き渡る。
「太一さん……」
意識が朦朧とした様子の椎菜が、依頼人の名前を呼ぶ。衰弱しているが息はあるようだ。
「我々の邪魔をするな、氷宮!」
空間転移の念力を持つ、思念に出てきた男が椿に向かってきた。男もまた、拳銃を出すと椿に向かって容赦なく撃ち放っていく。涼葉がさっと穂波と依頼人の前に出る。
思わず穂波は目を覆いたくなったが、目を覆うよりも椿の動きの方が速かった。腰の鞘から刀を抜き取ると、男が撃ち放った銃弾がさらりと空に消えた。
「え……」
穂波には何が起きたのかわからなかった。手品のように銃弾が空に消えてしまったのだから。
「椿は念力だけで当主にまで成り上がったんじゃない、剣道の達人なんだ」
涼葉の言葉で、穂波は椿が銃弾を居合いで斬ったのだとようやく理解した。
涼葉も花森の様子を見ながら、額に汗を浮かべている。
「椎菜!」
中央の柱に縛られている椎菜を見て、依頼人はたまらず声をあげた。彼女の名前を呼ぶ、悲痛な声が倉庫内に響き渡る。
「太一さん……」
意識が朦朧とした様子の椎菜が、依頼人の名前を呼ぶ。衰弱しているが息はあるようだ。
「我々の邪魔をするな、氷宮!」
空間転移の念力を持つ、思念に出てきた男が椿に向かってきた。男もまた、拳銃を出すと椿に向かって容赦なく撃ち放っていく。涼葉がさっと穂波と依頼人の前に出る。
思わず穂波は目を覆いたくなったが、目を覆うよりも椿の動きの方が速かった。腰の鞘から刀を抜き取ると、男が撃ち放った銃弾がさらりと空に消えた。
「え……」
穂波には何が起きたのかわからなかった。手品のように銃弾が空に消えてしまったのだから。
「椿は念力だけで当主にまで成り上がったんじゃない、剣道の達人なんだ」
涼葉の言葉で、穂波は椿が銃弾を居合いで斬ったのだとようやく理解した。
