「あいつは六条涼葉。以前少し話した俺のいとこだ。互いに兄妹が居なかったのもあり、面倒を見ることも多くてな。兄のように俺を慕ってる」
「妹が兄をとられたくなくて拗ねてるようなものです。気になさらない方が良いですよ」
花森は、椿を庇うように補足した。花森の言う『感情』の問題もあるかもしれないが、穂波が引っかかるのは涼葉が執拗に認めないと言った理由だった。
「氷宮家の皆さんは、念力で依頼を遂行することを生業としている……確かに涼葉さんのおっしゃる通り、私は外の世界をあまり知らず、至らない点が多いのかもしれません」
都姫だったら認めていたというからには、涼葉には椿が連れてきた結婚相手を頭から否定する気はないのだろう。まだ自分が、氷宮家の嫁として認められる器ではないのだと穂波は思った。
「涼葉さんに認めてもらえるように、私、頑張ります」
「穂波さん……」
「妹が兄をとられたくなくて拗ねてるようなものです。気になさらない方が良いですよ」
花森は、椿を庇うように補足した。花森の言う『感情』の問題もあるかもしれないが、穂波が引っかかるのは涼葉が執拗に認めないと言った理由だった。
「氷宮家の皆さんは、念力で依頼を遂行することを生業としている……確かに涼葉さんのおっしゃる通り、私は外の世界をあまり知らず、至らない点が多いのかもしれません」
都姫だったら認めていたというからには、涼葉には椿が連れてきた結婚相手を頭から否定する気はないのだろう。まだ自分が、氷宮家の嫁として認められる器ではないのだと穂波は思った。
「涼葉さんに認めてもらえるように、私、頑張ります」
「穂波さん……」
