序列100位のシンデレラ〜冷徹御曹司と、嫁入りから始まる恋をする〜



 穂波は思わず自分の頬を触れた。無理して取り繕ってきたけれど、考えもしなかった印象を蓮華に与えていたとは。

「聞きたかったんだけど。この前、話し合いの席で白洲家が馬鹿にされた時。庇うように自分の念力について話し始めたでしょ? どうして助けたのよ」

 好き勝手に自分の話したい話題を次から次へと話す。最後の日まで蓮華の悪癖は変わらなかったけれど、表情は見たことのないような、複雑な色を帯びていた。いつもの怒っいてる、鋭い棘のある花のような義姉は、今日は居ない。

「それは……蓮華姉さんと冬緒兄さんたちにも、素敵なところがあることを知っていたからです」
「はあ?」
「わ、私も最後だから言いますけど! 姉さんはいつも自分の身なりを気にされ、多くの男性と交友関係がありますが……高齢のお母様の為に、早く孫の顔を見せてあげたいという想いがあるからです」

 蓮華は口元を手で覆うと、は、はあ!?と大声をあげ、耳まで赤く染め始めた。