「まさか…お前もAなんて事は…」
驚いているあたしの顔を見て隼人が恐る恐る聞く。
あたしは苦笑いで言う。
「すいませんねぇ、Aで」
「…はぁ、まじかよ……俺絶対協力する気になれねぇ…」
ガックリと肩を落とす隼人。
ムカつく。
「なっ何よ…あたしと同じチームなのが、そんなに嫌!?」
あたしはイスから立ち上がって言う。
隼人はあたしを見上げてニッと笑った。

「ばかじゃねーの? 冗談だよ、冗談。冗談も通じねー奴なのかお前は」
え…っ??
笑った隼人が、すごく新鮮で一瞬ドキッとした。
別に恋愛感情とかじゃなくてだよ!?
いつも眉間に皺寄せたみたいな顔してるから、つい!