後ろを向いた隼人の背中から、何かあたしには入っていけないような空気を感じた。 「だーもー、暗い顔してんなよバカ! ほら、メシだろ? 行くぞ?」 隼人は振り返って、眉間に皺を寄せて言う。 あ、いつもの隼人だ…。 「う、うんっ!」 あたしは笑顔で返事して、階段を降りた。