「なんだ、来ないのか。じゃあ俺と舞香ちゃん二人で楽しもっか♪」 「待てよ兄貴。俺も行く」 それを聞いて兄貴は、ニッコリ微笑んだ。 乗せられた、と思ったけどまあいい。 「じゃあ決まり。舞香ちゃん、隼人もいいよね?」 「え、あ、はい」 舞香はいまいち状況が分かっていないようだった。 少し、ほっとする。 「じゃあ晩御飯にしよっか! 舞香ちゃんお手製のビーフシチューが冷めちゃう前に!」 兄貴の一言で、みんな席に着いた。