「ま、舞香ちゃんはそのままでいいよ♪ …そのうち、分かると思うよ」 「はぁ…そう、ですか」 あたしは不審に思ったまま、曖昧に返事をした。 優人さんは、まだ笑いが抑えられない様子で、少し涙目になっている。 もう…どんだけ笑ってんだろ。 「じゃ、俺も行くね! バイバイ舞香ちゃん♪」 「はい、じゃあまた」 こうして、優人さんとも別れた。 …と言っても、家でまたどうせ顔を合わせるんだけどね。 「よし、あたしも行こっと」