数日後。

あたしは、只今一人で登校中。

この間みたいに騒ぎになったら嫌だし、何よりあのときの誤解を解かないと。
隼人にも優人さんにも迷惑がかかるしね。

隼人は“もうちょっと自分の事も考えろ”って言ってたけど。

そんな事を思いながら、コンクリートに移る木漏れ日模様を踏みつけながら歩く。
もうすぐ秋かぁ・・・。

「・・・・・・ふぅ」

ため息をついた時、目の前に人だかりが見えてきた。
何だろ・・・誰か居るの??

近寄ってみると、その人だかりは全て女子のものだった。